
対象読者
- サビしかメロディーが浮かんでこない
- スランプで全くメロディーが浮かんでこない
- メロディーを提案してくれる相棒が欲しい
一人で曲を作っているとメロディーが思いつかず、何日も悩んでるだけで過ぎて行ってしまう・・・。
私自身そんな状況を打破するために「Riffer」を使い始めたのでレビューします。
参考情報:筆者(村人B)のPC環境
- MacbookPro 2017
- プロセッサ 3.1 GHz デュアルコアIntel Core i5
- メモリ 8 GB
- MacOS Version Catalina10.15.4
- 使用DAW Logic Pro X Version 10.5
目次
- まずインターフェイスがスタイリッシュなのが良い
- 設定条件を使いこなせばあらゆるスケール、ベースやドラムフレーズも
- 「あてもなく悩む時間」から「メロディーのガチャを回す時間」に
- まとめ「DAWのテンプレートに最初から入れておくくらい良い」
まずインターフェイスがスタイリッシュなのがいい

最初にDAW上でrifferを立ち上げた見映えの良さをサクッと紹介したい。
DAW本体はもちろん、各プラグインのデザインって制作時の気分やイメージする音に地味に影響するので個人的に大事にしています。
その点でrifferはかなりカッコよく仕上がっていて、私が気に入っているポイントのひとつです。
ついでにLogicが基調にしている黒、青、緑の色彩と共通していて馴染みも悪くないです。
設定条件を使いこなせばあらゆるスケール、ベースやドラムフレーズも
rifferは単にランダムなメロディーを生成するだけでなく、条件を指定してやることで気の利いた提案をしてくれます。
主な指定できる条件には
- 12のキーと59のスケール(さらに独自にスケールを作成することも可能)
- メロディーの長さ
- 休符の数
- メロディーの動く音域
- rootの音(スケールのIの音)をいくつメロディーに含めるか
- リズムのハネ具合(シャッフルの程度)
- デュレーション(音の長さ)とベロシティ(音の強さ)のバラツキ具合
があります。
特にスケールに対して使える条件は力が入っています。

全て使いこなすには音楽理論の知識が必要になってきますが、曲の雰囲気やリフを当てる場所のコードに応じて設定することができます。
というか私も全てのスケールを使いこなせていません。せいぜい左の列の半分くらいです。
私がよくやる使い方として、コードが決まっている小節にリフをつける時に、そのコードスケールのアヴォイドノートを省いたスケールを設定しています。
「あてもなく悩む時間」から「メロディーのガチャを回す時間」に
しばらく触ってみて感じたのは、rifferの最大の強みは「メロディーのトライアンドエラーにおけるストレスフリー&高速化」にあるということです。
前項で紹介したような条件を色々設定したところで、その曲のその箇所にしっくりくるメロディーはなかなか出てこないということはあります。
おそらくその点は開発者も認識しており、そのためにrifferではサクサクメロディーを作成し、合わないものはサクサク流れて捨てられていくようになっています。
そのことを強く感じるのが「サイコロマーク」と「自動生成ループ機能」です。

rifferはシンボル的に配置されたサイコロマークをクリックするだけで新たなメロディーを提案してくれます。
また画面右の∞(無限大)マークをONにすると、生成したメロディーを鳴らしながら自動でどんどんメロディーを提案し続けてくれます。
これらによってまるでサイコロを振ったり、ソシャゲのガチャを回すかのような手軽さでメロディーを試すことができます。
リアルなソシャゲのガチャを連続で回し続けたら出費が大変なことになりますが、rifferはいくら回して捨てていっても導入時のライセンス費用だけです。
導入費用の5000円(定価で$49のため、レートによって上下)でメロディーの無限ガチャができると考えると、私はそれなりに価値を感じました。
まとめ「DAWのテンプレートに最初から入れておくくらい良い」

私はかなりrifferが気に入ったので作曲を始めるときのテンプレートに入れてしまいました。いわゆるスタメンってやつですね。
「ここのギターソロどうしようかな、とりあえずrifferにギター鳴らさせてループさせてみるか」
といった感じで使っています。
こうしてから単純に悩んでいるだけの時間が減って作曲にかかる時間が短縮できたし、自分のメロディーのクセみたいなものも減ってきて曲に広がりも出てきました。
興味を持った方はぜひ使ってみてください。
たまにセールもやっていて単体でも30%くらい安くなっているのを見かけるのでタイミングを選ぶのもありです。
※ちなみに無料試用版もありますが、機能が制限されすぎている(スケールがクロマチックしか選択できない、プリセットが保存できないなど)で実用には程遠いのでお使いの制作環境での動作テストくらいに考えておいた方がいいと思います。
今回の記事は以上です!
お役に立てれば幸いです。
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