DTM専用デスク Pro Style「KWD-100」2年使用レビュー

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はじめに

対象読者

  • 6万円以内でDTMデスク購入を考えて情報を集めている人
  • KWD-100のメリット/デメリットが知りたい人
  • KWD-100をすでに使っているが、おすすめの追加アイテムを知りたい人

この記事からわかること

  • KWD-100をDTMデスクにするメリット / デメリット
  • KWD-100を使っている筆者のデスクレイアウト例
  • 筆者実際に使っておすすめできる追加アイテム
筆者紹介
奈沼蓮アイコン画像

奈沼 蓮

DTMer、ライブハウスPAエンジニア

海外製のスタジオデスクの値段設定は強気すぎて、なぜこんな高値で売れるのか不思議に思っている。

私がKWD-100購入を決めた理由

Image by Arek Socha from Pixabay

一番は姿勢改善

私はKWD-100を購入するまでは家具屋で買った1万円くらいの長い座卓でDTMをしていました。
しかし足が痺れる、キーボードが弾きにくい、姿勢が悪くなるといった問題があると気づきました。
そこで思い切ってDTM用にデザインされたデスクを購入することにしました。

DTMデスクを選ぶときに重視したポイント

ネット検索で各社調べてみて、選ぶ際に重視したことは

  • デスク上に様々な機材(スピーカーやオーディオI/O)を置くスペースがある
  • 引き出し式のキーボードスペースがある
  • デザインが洗練されている
  • 予算は5万円以内

当時は「DTM用デスク」というとハイクラス志向で高額なものが多数を占めていていた記憶です。
そのため「予算は5万円以内」という部分でかなり候補は絞られ、もはや自作も視野でした。

私が購入した時期は税込5万円弱でしたが、2022年10月から価格改定され、現在は6万円弱に値上がりしています。

有力候補として見つけたのがKWD-100

そんな背景の中当時の私が有力候補として見出したのが、ミュージックランド KEYという楽器店がプロデュースした「Pro Style KWDシリーズ」のKWD-100でした。

高級感を煽らずにシンプルな機能を備えていて、求めやすい価格で販売されていました。
現物展示が京都店にあり、その頃私が住んでいたところに近かったので実際のものを確認しに行きました。
造りは安っぽくなくしっかりしていて、私が重視したポイント全てを満たしていました。

隣に上位版のKWD-200もありましたが、個人的に色味があまり気に入らなかったのと、予算を1万円超オーバーしていたのでKWD-100の購入を決めました。

現在デスク上に置いているもの

私が現在実際にデスクに置いているものを参考に書いておきます。

  • MacBookPro & アルミスタンド
  • オーディオインターフェイス 2台
  • ライントランス 1台
  • モニターヘッドホン 1個
  • モニタースピーカー 1ペア & 追加サブウーハー 1台
  • サブモニター 1台
  • 卓上マイクスタンド ストレート式 1本 & アーム式 1本
  • マウス & トラックボール 各1個
  • 卓上譜面台 1台
  • MIDIキーボード 88鍵 1台
  • その他筆記用具など小物

88鍵MIDIキーボードについては後述しますが、載せるとキーボードの幅の関係で引き出しが戻せなくなります。
常に引き出された状態で使っていますがそんなに不便を感じないのでそのまま使っています。

2年使って見えてきた良いとこと悪いところ

良いところ

  • 値段の割に上品で気が利いた曲線のあるフォルム
  • キーボードを置いた時の鍵盤の高さは理想的(床上約73cm)
  • 脚の間にビームがあるので横揺れしにくく安定感がある
  • 引越しの時に分解しやすい
  • 2年経った今も故障なく使えている
  • ラックマウント部分も意外と使える

購入当時はラックマウントするような機材を持っていなかったので、ラックマウントスペースを持て余していました。
しかしラックマウントできるトレイを発見してから「高さ調節できる棚」として有効活用できています。

ちなみにPS4(スリム型)の厚みがちょうど1Uより若干薄いくらいなので、1Uトレイがあるといい感じに収納できます。
アルミ製なので排熱も良さそうです。

悪いところ

  • 88鍵の大きなMIDIキーボードを置くのには向かない(筆者は88鍵を置いてるので、一応置ける耐久性はある)
  • 上部の天板は結構高めなのでスピーカー設置は工夫が必要

おすすめ追加カスタマイズアイテム3選

ラックマウントトレイ

KWD-100のラックマウント部を棚として有効活用できるトレイです。
PS4やMac mini、オーディオインターフェースなどを置くのにちょうどいい棚になります。

後付けキーボードスライダー

KWD-100にはキーボードスライダーが付いてますが、筆者は更にキーボードスライダーを追加しました。
理由は「文字キーボードも快適な高さで使いたいから」です。
KWD-100の天板は文字キーボードを置くには高すぎます。
なので筆者は元々合うキーボードスライダーの下にこの後付けキーボードスライダーを追加しました。
結果ものすごく快適になって記事にもしたので、興味のある方は関連記事をどうぞ!

ラックマウントパワーディストリビューター

機材が増えていくとDTMデスク周りのケーブル混雑具合は避けられませんが、これを使うとラックマウントの場所を活用して電源コンセントを集結できるのでかなりスッキリします。
しかもパワーディストリビューターなので電流が整うことで機材の音質も向上し、長持ちするようになります。
落雷による過電流防止のサージフィルターも付いているのでパソコンなどの精密機器を守る上でも必須級に役立ちます。

まとめ : 中堅価格帯だが安定感と拡張性のある良製品

今回の記事では「Pro Style KWD-100の2年使用レビュー」をまとめました。

まとめとして総評するなら

中堅価格帯でもデスクとして丈夫で安定感があり、
ラックマウントなどDTM向け拡張性も考慮された良製品

という感じです。

このデスクがお勧めできる人は

  • 立体的なDTMデスクが欲しいが値段は抑えたい
  • キーボード用の引き出しが欲しい。使うのは61鍵クラス。

私はそれなりに気に入っているので今のところ買い換える予定はありません。

今回の記事は以上です。
お役に立てれば幸いです。

付録 : 購入先情報

値段は公式サイトでもAmazonでも楽天でも同じで、どこも送料無料の条件を満たしていました。(離島を除く)

メーカー公式サイトはこちら↓

コメント

コメント一覧 (2件)

  • コメント失礼します。
    この机を購入しようと思っているのですが筆者さんが浸かっていらっしゃるkeystationの88鍵盤、僕は それの61鍵盤なのですが引き出しに入るでしょうか?
    横幅はほぼ100cmほどです。

    • コメントありがとうございます。

      KWD-100のキーボードスライダー板の横幅は100.0 cmです。(Pro Style公式サイトに寸法表記あり)
      筆者所有の実物で測ったところ、上記に加えてスライダーパーツの厚みがあり、使える横幅はトータルで101.0 cmありました。

      質問者様のM-AUDIO Keystation 61は初代モデルで幅が981 mm、第3世代(MK3)で幅995 mmです。(M-AUDIO公式サイトに寸法表記あり)

      以上を総合して結論すると、Keystation 61(MK3含む)であればKWD-100のキーボードスライダーに入る(スライダー動作に問題なく使える)。ということになるかと思います。

      ※このコメントは購入における責任を持つものではないので、判断材料のひとつとしてお考えください。

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