【DTM用イス探しはここで終わり】座り心地とギター演奏を両立するハイクラスチェア「ハーマンミラー ミラ2」5年使用レビュー

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はじめに

対象読者

  • 快適にDTMをするためのデスクチェアを探している。
  • アームレスト(肘置)がギターやキーボードの演奏の邪魔にならないものを探している。
  • 良いものなら高くても欲しい。予算はある。
  • デスクワークしている時間が長いので、腰痛にならないか心配。

この記事からわかること

  • プロのサウンドエンジニアのデスクチェアは一級品である理由
  • 筆者がミラ2を選んだ3つの理由
  • ミラ2を買う前に知っておいた方が良いデメリット
  • オンライン購入先のおすすめ。その理由
筆者紹介
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奈沼 蓮

作編曲家、サウンドエンジニア

DTM歴6年のアラサーだが、今のところ腰痛を抱えてはいない。
この記事もミラ2に座りながら書いている。

プロのサウンドエンジニアのデスクチェアは一級品である理由

Photo by Pixabay

腰痛を抱えてしまうと集中力が落ちる

考えると当然ですが、慢性的な腰痛を抱えてしまうと作業中の集中力は落ちます。
特に「椅子に座る」という姿勢は人間の体にとって不自然なものなので、腰など体に負担がかかりやすいです。

現代ではデスクワーカー向けに「体に負担がかかりにくい工夫がされた椅子」が多くあります。
腰痛予防だけでなく心身の健康とより良い作品のために、椅子は性能が良いものにする価値があります。

5年前に編曲家の音楽同好会に参加していた時、主宰のN氏が「長時間のDTMと運動不足によって慢性的な腰痛を抱えてしまった」と話していました。
N氏から「プラグインとかよりも椅子はいいやつ買ったほうがいいよ」とアドバイスを頂き、それから椅子選びを真剣に考え始めました。

良い音を作るために、良い椅子で体調管理している

Photo by John Hult on Unsplash

良い音を作るためには「良い音を判断できる万全な体調」が必須

良い音楽スタジオに最も必要なものは最高級のマイクでもなく、最高級のミキサーでもなく、最高に座り心地の良い椅子である

という言葉があります。

これは筆者の解釈ですが、スタジオエンジニアの体調管理の大切さを説いたものだと考えています。
ミキシングエンジニアの筆者の経験からして、体調が悪い時はミックスの質が落ちてしまいます。
高熱などの重症の時に限らず、寝不足や過労、水分不足やアルコール摂取など軽度の体調不良でも影響します。
人間の聴覚は繊細であり、楽曲のミキシングは繊細な作業です。
わずかな体調の変化で音の判断は狂ってしまいます。
良いマイクも良いミキサーも、それらを使うエンジニアの万全な体調があって真価を引き出せる、ということから先述の言葉は使われている気がします。

椅子に話を戻すと、良い椅子で体調管理をすれば聴覚の判断が正確になり、良い作品が出来やすいということです。

音楽スタジオの定番は「ハーマンミラー アーロンチェア」

実際レコーディングスタジオの椅子のスタンダードといえば、ハーマンミラーのアーロンチェアです。

座り心地が良く、疲れにくいことに定評のある製品です。
音楽スタジオオーナーも「音響機材だけでなく、椅子にお金をかける(エンジニアの体調管理にお金をかける)」大切さを実践しています。

筆者がミラ2を選んだ3つの理由

他のデスクチェアより「個人最適化に特化」しており、個人所有向き

ここまでの流れからすると、アーロンチェアが最適のような気がします。
しかし筆者が使うのは多くの人が使うスタジオではなく、自室のデスクです。
この「特定の個人しか使わない」という場面でミラ2は圧倒的な優位性を持ちます。

ミラ2の名前は「鏡」の「Mirror」から来ており、

ユーザーの動きに追随しサポートしてくれる鏡のようなチェア

を目指して制作された製品です。
これはこの椅子の調整箇所の多さに表れています。

調整可能箇所がなんと「8つ」もある

ミラ2には調整可能箇所が「8つ」もあります。

  • シートの高さ
  • 座面の奥行
  • リクライニングの範囲
  • リクライニングの硬さ
  • 前傾チルト設定
  • ランバーサポートの高さと奥行
  • アームレストの高さ
  • アームレストの幅、奥行き、角度

前半3つは多くのデスクチェアにもあるものですが、後半5つが調整できるものはそれほどありません。
ユーザーの鏡のような存在になるため個人最適化に特化し、ここまで調整箇所を増やしたと考えられます。

ちなみにアーロンチェアのフル装備モデルよりも調節可能箇所は多くなっています。フル装備アーロンでも前傾チルト状態への変形速度とアームパッド角度は調整できません。しかもフル装備アーロンより数万円安いです。

ギターやキーボード演奏の邪魔にならない「可動式アームレスト」

Thanks to Photo by Oleg Ivanov on Unsplash

DTM用なら「可動式アームレスト」は必須

DTMをやる上で重要なのがアームレスト(肘置)です。

  • MIDIキーボードを弾く時
  • ギターを座って弾く時

これらの場合はアームレストは要りません。むしろ肘があたるので邪魔です。

一方で、

  • DAWに向かって曲の構成を考える時
  • ミックス時などリスニングに徹する時

これらの場合はアームレストが欲しくなります。肘を置く場所がないと腕の重さで肩が凝ります。

つまりDTMやるなら「アームレストが可動式のもの一択」です。
それも「可動範囲が広く、楽器を弾く時も肘が当たらないように調整可能」なのが重要です。
加えるならアームレストは頻繁に上下させるので「簡単に動かせること」「何度動かしても壊れないこと」も大切です。

ミラ2のアームレストは「広い可動範囲」&「クッション性」&「耐久性」全てを満たす

ミラ2のアームレストは座りながら簡単に調節できます。
ノールック片側1秒で済みます。
5年間1日に何度もかちゃかちゃ動かしてますが、壊れる気配はありません。

アームレストの高さを一番低くした時。座面から7センチくらい。座った時の腰骨の高さ。
アームレストを一番高くした時。座面から20センチくらい。座った時の肋骨の一番下くらいの高さ。

購入検討時、筆者はミラ2の展示があったリサイクルショップで「座ったまま快適にギターが弾けるか?」を確認しました。
お店にあったミラ2本体に、同じくお店にあった中古ギターを持ってきて実際に構えてみました。結果問題なく快適に弾けることが確認できました。

「12年の超長期保証」で長く使えることが約束されている

ミラ2は「12年超長期保証付き」です。
(ガス圧シリンダーのみ「2年間」保証なので注意です。)

販売額は高いですが、12年使えるなら長期的に見てそこまで悪くないと思えました。

筆者のミラ2は使い始めて5年を過ぎましたが、細かいパーツを含めて現在までどこも壊れていません。強いて言えば色褪せくらいです。
保証期間的にガス圧シリンダーはやや心配でしたが、個人で使う範囲では椅子の高さは滅多に動かさないので、シリンダーのダメージはほぼ無いのかもしれません。

ミラ2を買う前に知っておいた方がいいデメリット

最大のデメリットは21kgの重量

Thanks to Photo by Victor Freitas on Unsplash

ミラ2は本体重量21kgです。
デスクチェアにしてはとても重いということは知っておきましょう。
運搬時に後悔しなくて済みます。

とはいえ21kgというのは「小学校1年生の子供」程度の重さです。
お年寄りはともかく、健康な大人にとっては大きな問題はないと思います。

フローリングなら床の傷防止アイテム推奨

使う時は床を保護する「敷物」が必要です。
重さも相まって、フローリングではキャスターがゴロゴロするたび床へダメージがあります。

対策として筆者は使わなくなったヨガマットを敷いて使っています。
本来の使い方と違いますが、カーペットと違ってホコリが出ないし、素足での踏み心地もいいのでおすすめです。

身長160cm以下だと調節可能範囲外の可能性あり

Photo by charlesdeluvio from Unsplash

ハーマンミラーはドイツの企業であることもあり、ミラ2は欧米人のサイズを想定して造られています。
そのため平均的な体格が控えめな日本人で、小柄な人は椅子のサイズを調整しても合わせきれない可能性があります。

特に問題になるのが座面の奥行きです。
正規販売店によると、「座面の奥行きを一番短くしても、身長160cm以下のユーザーでは太ももの裏が圧迫されてしまう可能性がある」とのことです。

ミラ2はオンラインでも購入可能ですが、身長160cm以下の人は一度展示店舗で試座をするのがおすすめです。

座面のメッシュとフレームの間に埃が溜まりやすい

フレームに埃が溜まった時の様子
座面下のフレームに埃が溜まった時の様子

ミラ2の座面は柔らかいメッシュでできていて、空間を挟んでその下にフレームがあります。

ここの部分に埃が溜まりやすいです。
使用頻度などにもよりますが、筆者の場合3ヶ月くらいで上記写真のようになります。

対策はエアダスターで埃を吹き飛ばす

座面とフレームの間は掃除機で埃を取るにはスペースが狭く、ノズルが入りません。
そのため筆者はミラ2をベランダに持ち出してエアダスターで埃を吹き飛ばして掃除してます。

こんな感じのパソコンメンテナンス用に使うもので威力は十分です。
狭いところまできっちり埃を飛ばせます。

オンラインで購入するなら庄文堂かAmazon

Photo by Pixabay

ミラ2は高い買い物ですし、体に触れるものなので、実際に試座して感覚を確かめてから買うのが良いと思います。
しかし展示店が近くになかったり、買いに行く時間が惜しい人の場合はオンラインでも買えます。
特に筆者のおすすめ購入先を紹介します。

庄文堂なら修理やメンテナンスサポートが直接対応。学割や24回分割可能。

オンライン購入先の第一候補は庄文堂です。
数少ない(というかここだけかもしれない)ハーマンミラーの国内正規一次販売店のため、多くのメリットがあります。

修理・メンテナンスが直接依頼できる

ミラ2の魅力のひとつが「12年保証」ですが、保証期間内の修理・メンテナンスを庄文堂が直接受けてくれます。
椅子に限ったことではありませんが、正規販売店以外の販売店では「連絡を経由するだけ」だったりして時間や手間がかかることもあります。
そういったストレスなく、もしもの時に対応してくれることはひとつの魅力です。

中学生から大学院生、教職員まで使える学割がある

なんと庄文堂でミラ2を買う場合は学割が使えます。しかも学生だけでなく教職員まで対象です。
学生証、教職員証が提出できれば、割引を適用してくれます。
もちろん12年保証などはそのまま適用されます。

残念ながら詳しい割引率や割引後の値段は直接庄文堂へ問い合わせないとわからないようです。
学割のページに案内があるので、下に載せておきます。検討する方はどうぞ。

庄文堂 「ガク割 〜学生・教職員割引〜」

最大24回まで金利手数料無料で支払いできる

ミラ2は高額ですが、庄文堂なら金利手数料無料で分割支払いができます。しかも最大24回。
月当たり1万円以下まで抑えられるのはかなり魅力的です。

24回分割する方法は2つあり、

  • ショッピングクレジット(審査あり)
  • クレジットカード

です。

まとめ: DTMerの12年を支える椅子に相応しい逸品

今回の記事では「ミラ2チェア」を5年使用したDTMer目線でレビューしました。

総評を言うと

高額だが、DTMerが理想とする「健康で快適な制作環境」を12年支える逸品

という感じです。

各メリット/デメリットをまとめると、

メリット
  • 調整可能箇所が最多クラスで個人最適化できる
  • 楽器を弾く時邪魔にならない可動式アームレスト
  • 良い音を判断するのに必要な健康維持に貢献する快適性、疲れにくさ
  • 12年間の保証付き(新品正規購入のみ)
デメリットと対策
  • 値段が高い → 庄文堂で学割や分割払いを使い、お財布への負担を軽減
  • 重い(21kg) → 敷物(ヨガマットなど)を敷いて床のダメージ予防
  • 身長160cm以下は合わない可能性 → 展示品に試座して確認
  • フレームに埃が溜まる → エアダスターで吹き飛ばす

今回の記事は以上です。
お役に立てれば幸いです。

末長く健康にDTMを楽しんでいきましょう!

付録 : 紹介商品まとめ

オマケ: 腰痛予防になる筋トレ参考書

この本の「ブリッジ」のトレーニング解説パートが腰痛予防に非常に役立ちます。
見た目は「ガチ勢向け」ですが、中身は誰でもできる簡単なトレーニングからステップを踏んでいけるように紹介されているので初心者にもおすすめです。

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