電子ドラムでの練習音を抑える目的で作られたスティック「TECHRA E-RHYTHM」レビュー

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対象読者

  • 電子ドラムでの練習で騒音を気にしている人
  • 騒音対策されたスティックでも、質の良いものを探している人

スタジオを借りた練習がしにくい昨今で、ドラマーの方は電子ドラムを自宅練習用に購入したという人もいると思います。
そこで気になるのが騒音です。
電子ドラムは本物のドラムに比べたら音がかなり軽減されているとはいえ、それなりにパタパタ聴こえます。
更なる騒音対策のためのアイテムとして「TECHRA E-RHYTHM」を見つけたので買って使ってみました。

TECHRA E-RHYTHMの特徴

TECHRA E-RHYTHMは「電子ドラムでの練習において騒音を減らす」ことを目的に作られたドラムスティックです。

TECHRAのスティックに共通した特徴である「素材がカーボンファイバーである」ことに加え、
「グリップエンドにゴムを内蔵することでショット時の衝撃を軽減する」
特にE-RHYTHMではチップ部分がゴム(ラバーチップ)になっています。

簡単にまとめるなら、本来なら硬い素材でできている部分をゴム素材に置き換えることで消音や衝撃緩和をしているというコンセプトです。

実際に使ってみた所感

素材がカーボンファイバーとあるので、他の木製のスティックより軽いのかと思いきやそうでもありません。
手持ちのヒッコリーのスティックと比べてみましたが、持った時の重さの違いはほぼありませんでした。

自前の電子ドラム「TD-1KV」で使ってみました。
比較に使ったのは私が普段使っている「LERNI STANDARD 140SH」標準的なヒッコリー製のスティックです。

どれくらい音が小さくなるのか実際に測定した

TD-1KVのスネアパッドからハイハット側に1m程度離れた位置からコンデンサーマイク CM25 で音を拾ってみました。
叩いたパターンは4種類の8ビート(ハイハットクローズ、フロアタム、ライドシンバルチップ、ライドシンバルベル)です。

よくあるヒッコリースティックでの結果

よくあるヒッコリー製のスティックで各ドラムパーツを叩いた録音データ波形
よくあるヒッコリー製のスティックで各ドラムパーツを叩いた実際の録音データ

TECHRA E-RHYTHMでの結果

TECHRA E-RHYTHMで同様のパターンを叩いた録音データ波形
TECHRA E-RHYTHMで同様のパターンを叩いた実際の録音データ

波形データを見る限りは少し音が小さくなっているとわかる程度ですが、実際の録音を聞くと「目立ちにくい音になっている」ということがわかると思います。

一方でライドシンバル ベルで8ビートを叩いたパターンではほとんど変わりがありません。
原因は実際の様子を見ると一目瞭然ですが、解説します。

ショルダー部分は普通に硬い素材

E-RHYTHMではチップ部分はゴムに置き換えられていますが、ショルダー部分はカーボンファイバーのままです。
つまり硬い。叩いた時の音は普通のスティックと変わらない。

シンバル系のベル奏法はスティックのショルダー部分を使って叩くので、ゴムチップに寄る衝撃緩衝がありません。
つまりE-RHYTHMと他のよくあるスティックで変わりないということです。

まとめ 露骨に音が小さくなるわけではないが、現状最適の1本

今回は電子ドラム用スティック「TECHRA E-RHYTHM」を紹介し、実際に使ってみたレビューをまとめました。

ポイントは

  • 電子ドラムの練習時に騒音を削減するデザイン
  • 叩くときに使うチップ部分はゴム製で柔らかいが、ショルダー部分は普通に硬い。
  • 実際定点マイクで測定すると大体 dB下がる
  • 電子ドラムへのダメージはやや軽減される

総評としては
「絶対あったほうがいいというほどではないが、予算に余裕があるなら選んでおいて損はない」
という程度な気がします。

今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。参考になれば幸いです。

TECHRA E-RHYTHM / サウンドハウス

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この記事を書いた人

DTMer(作編曲)、ライブハウスPAエンジニア、ブロガー。
文明の利器で音楽制作を加速したい。

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