はじめに
対象読者
- DTMでの楽曲制作にあたり、目標とか締め切りになるものが欲しい
- DTMで他の人と切磋琢磨する機会を探している
- DTMで知名度を上げるなどの目的で参加できるイベントを探している
- イベントの存在に気づいて制作を始めるが、毎回締め切りに間に合わないので予想を立てて計画的に曲作りしたい
この記事からわかること
- DTMコンテスト系イベントの年間スケジュールが把握できる
表彰などが無く、気軽に参加できるお祭り系のイベントは別記事で紹介しております。
奈沼 蓮
DTMer、ライブハウスPAエンジニア
「曲を作るペースが遅い」&「締め切りがないと制作ペースが落ちる」の二重苦を抱えている。
今回の「対象読者」の性質に全て当てはまる。
ブログの内容は過去開催の情報をもとに作成しています。
次回開催では応募期間やエントリー料金、対象作品などに変更がある可能性があります。
参加を検討する際は各コンテストの「公式詳細情報」のリンクから最新情報をご確認ください。
コンテスト系各イベント応募時期全体像
各コンテストイベントの応募期間を年間で把握できる図を作りました。
5,6月はコンテスト不在の閑散期です。
8月以降は2月に1回はコンテストがあるので張り合いを持って制作に望めそうです。
各コンテスト系イベント概要紹介
録れコン(主催: 島村楽器)
大手楽器店の島村楽器が主催しているコンテストです。
2022年の回でvol.29(29回目の開催)ということもあり、今後も安定して開催が予想できます。
一見「録音機材を使用した楽曲」という制限があるように見えますが、録音を含まない打ち込みのみの作品も可です。(長い歴史の中で変わったのかな)
一般部門、ボカロ部門、インスト部門と部門別に分かれており、参加者の得意な分野を選べるのも良いです。
音魂ぐらんぷり(主催: サウンドハウス × TuneCore JAPAN)
音楽系通販で圧倒的存在感を放つ「サウンドハウス」と、音楽配信ストリーミングサービスの「TuneCore JAPAN」が共催するコンテストです。
こちらも安定して例年開催されています。
「次世代アーティスト発掘応援」を掲げており、宣伝効果強めです。
またそのため事務所や音楽レーベルとのプロ契約が既にある人は参加不可です。
1次審査で上位100曲が選ばれ、2次審査ではサウンドハウス特設ページから一般投票によって入賞が決まります。
1次審査を通過すればそれだけでそれなりの宣伝になりそうです。
さらに入賞すると追加特設ページで大きく取り上げてくれます。
過去の入賞者もページ下部に含めてくれるので、一度入賞できれば宣伝の余波が長く続きます。
ソニコン(主催: クリプトン・フューチャー・メディア SONICWIRE)
初音ミクの開発元として有名な「クリプトン・フューチャー・メディア」のSONICWIREが主催するコンテストです。
2022年の今回が初開催なので、今後も継続開催してもらえるようこれを読んでいるあなたも協力して盛り上げていきましょう!
先出の音魂ぐらんぷり同様、「次世代の音楽クリエイターの発掘」が掲げられており宣伝効果は期待できます。
(前例がまだないので程度は未知数です。)
グランプリの方には音楽系WEBメディア「BARKS」にてインタビュー記事が公開されるそうです。
BARKS: https://www.barks.jp
8小節トラックアワード(主催: mikigakki djs×CrossFader)
三木楽器のDJ/CLUB機材部門「mikigakki djs」とネットコンテンツの企画開発運営をしている「CrossFader」の共催コンテストです。
8小節の楽曲を対象にしているのが最大の特徴で、気軽さがありながら奥深さもあります。
CrossFader社の「ショートミュージックの文化を広める」&「アプリ『ムビート』の宣伝」の思いから生まれた企画です。
グランプリのみとはいえ、ポイントではない現金が賞金としてあるのはここだけです。
過去受賞作を聴いてみると、8小節作品の出来栄えに驚きます。
まとめ
今回の記事では「DTMコンテスト系イベントの年間スケジュール」と「各コンテストの概要/特徴」をわかりやすくまとめました。
筆者のように制作ペースが遅めの人は、閑散期の5,6月にストックを作り、傑作を8月以降のコンテストにブラッシュアップして放出するのが基本作戦として良さそうです。
今回の記事を書くにあたり、定期的に開催されているコンテスト系イベントを洗い出したつもりですが「まだこんなコンテスト系イベントもありますよ!」など抜けているところがあれば、ブログお問い合わせフォームやTwitterから情報提供ください!
今回の記事は以上です。
お役に立てれば幸いです。
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